いい料理は見た目の美しさや斬新さだけでなく、
素材のおいしさを追求していったら自然とそうなったと思えるような説得力があるものだと思っています。
例えばこのユッケ、
弊社の店舗で提供されている生食用肉は、加工時から各段階で凍結状態が維持され、お客さまからご注文をいただいてから、はじめて調味液に浸すことで解凍されます。厚みがあると、事前に解凍しておく必要が出てきますので、ドリップが出たり鮮度が落ちて美味しくありません。この薄切りの形状が美味しく食べる上での肝になっています。
例えばこのフォアグラソース
焼肉をワインと合わせる取り組みの中で生まれました。私的にワインといえばフォアグラはどうしても外せません。最初はフォアグラをタレに絡めて網で焼いてみたりしたのですが脂が滴り落ちて炎が立ち上がって恐ろしいことになり、まともな料理になりません。
それならソースにしてはどうか?
フライパンで炒めて、りんごやバルサミコ酢なんかも入れてミキサーでする
完成したものは焼肉をワインに合わせるソースという意味ではこれ以上ない?と思えるような仕上がりかと思います。因みにご飯に合わせるならやはり醤油と味醂で甘くした方が美味しいようですが...
そして弊社が得意とする仙台牛はその部位に合わせて厚切りしたり、薄切りしたり、出来るだけその部位の特性を味わえるようにお出しするように心がけています。
出来ればお客様が弊社の店舗でお召し上がりになる時には、我々が扱っている素材そのものの味を感じていただき、牛の肥育者や野菜の生産者の方々、作り手の思い、生命そのものと自然の恵に思いを馳せていただければ、私どもと致しましては幸いにございます。